ここでは環境デザインⅡ授業課題「テレビ番組のセットデザイン」を紹介します。
番組を自分で決め、それに沿ったセットを考え1/40スケールで作成しました。
今回はその写真と合わせて作品紹介をしたいと思います。
ちなみに、設定した番組名は「ことば☆Labo」です。
この「ことば☆Labo」は博士とその助手が毎回ゲストを迎え
正しい日本語、新しい日本語を研究していく番組です。
街の人へのインタビューやメールの文章などを文法的に分析し、
流行りの言い回しや新しい単語などについて話し合います。
上手
ゲストは上手のエレベーターのドアから登場します。
その際ドアの回りのランプが光り、観客の拍手とともに正面へ移動します。
床には赤絨毯が敷かれ、歓迎ムード満点です。
隣に見える本棚が研究室らしさを演出しますが、大半は漫画です。
正面
正面では教授、助手、ゲストの三人でのトークが始まります。
真ん中の液晶ディスプレイに街頭インタビューやメールの文などが映し出され、それをネタにして教授、助手がトークを盛り上げます。
後ろの窓からは近未来的な風景を映し出し、一歩先行くイメージを感じさせます。
また、下手側に見える巨大なガラス管には水が入っていて博士の趣味の熱帯魚が飼われているようです。
下手
トークの最後には下手に移動し、「造語マシン」を使用します。
ここでトークの中で話題になった言葉を基に、新しい言葉を生み出すのです。
「造語マシン」使用時には照明が暗くなり(マシンが相当な電力を食うため)「チーン!」という音とともに新しい言葉が生み出されます。
ゲストは責任を持ってその言葉を流行らせなくてはなりません。
どんびき
セット全体のコンセプトは「近未来的で、どこかダサイ研究室」です。
色を多く用いて楽しさを演出し、淡い色によって胡散臭さも感じさせます。
床にはグレーと白のタイルを敷き詰め、正面側の壁にはカラフルなドット柄をあしらい「ダサイ」感じを強調します。
上手より登場(イメージ)
